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市販されている多くの醤油は、大豆から油を抜き取った脱脂加工大豆を使用していますが、自然一醤油はまけば芽が出る厳選した国産丸大豆を蒸して使います。もうひとつの原料の小麦は、地元佐賀県産のシロガネコムギを今も直火で焙煎し、石臼で皮ごと粗く挽いて使用します。蒸した大豆と炒って粗く挽いた小麦を混ぜ、そこに麹菌をふりかけて3日間かけて麹菌を原料の内部にまで繁殖させていきます。他社の麹は、大豆の表面にだけ麹菌が付いていて、ふわふわとしているものが多いのですが、丸秀醤油では、「穀物の芯まで発酵させる」ということを心がけて酵素を蓄えていきます。自然一醤油は全国でも数少ない昔ながらの天然醸造という伝統製法で2年間という長い時間をかけて、ゆっくり熟成させています。全国的に見ても、本醸造醤油でも3ヶ月~6ヶ月の熟成期間が一般的。温度調整や酵素を添加して人工的に発酵させる作り方が主流となっています。一方、自然一醤油は温度調整や酵素の添加などは一切せず、蔵付きの微生物のみで発酵させます。暑い夏に微生物の生育を活発化させ、寒い冬にじっくりと熟成させて旨みと香りを引き出すサイクルを2回経験することで、この醤油特有のフルーティな香りを持つ芳醇な醤油が出来上がらいます。この豊かな醤油の香りが、素材の持ち味をぐっと引き上げてくれ、料理の味を一層際立たせるのです。九州には甘い醤油が好まれる食文化があります。九州の多くの醤油メーカーでは、化学調味料や甘味料を加えることで、九州の嗜好に合わせた甘い醤油を製造しています。自然一醤油は、九州の甘い嗜好に合わせるために甘味料などは使わず、お米から作った糖化液（甘酒）をもろみに加えています。人工的な甘味料ではなくお米由来の甘みですので、舌に残らないほんのりとした優しい甘みが出せ、醤油の持つ香りを一層引き立てています。とても香りのいい醤油ですので、まずは刺身でお試しください。タイやヒラメなどのたんぱくな魚でも、この醤油で食べれば、醤油が持つ香りが魚の味と相乗効果を起こして引き立ててくれるので、タイはタイの味が。ヒラメはヒラメの味がくっきりと際立って口の中に広がります。料理の主役はあくまで食材。自然一醤油はその素材の味を引き立てる、名脇役になる調味料です。
内容量:900ml
原材料:小麦、大豆、食塩、米
賞味期限:720日
保存方法:直射日光を避けて保存
注意事項:・原材料にアレルギーをお持ちの方はご使用をおひかえ下さい。・開栓後は味、色、香りを保つため冷蔵庫で保管し、お早目にご使用下さい。